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GTSJガスタービンセミナー(第39回)のお知らせ
「ガスタービンおよび航空エンジンの最新技術動向」をテーマに、第39回ガスタービンセミナーを下記の通り開催いたします。学会の会員、非会員を問わず、皆様のご参加をお待ちしております。
1.日時
平成23年1月20日(木) 10:00~17:20(受付開始9:30)
1月21日(金) 10:00~17:20
2.場所
(株)IHI 横浜事業所 横浜ゲストハウス
横浜市磯子区新中原町1(JR根岸線 新杉田駅より徒歩10分)
会場地図
3.主催
(社)日本ガスタービン学会
4.協賛
エネルギー・資源学会,可視化情報学会, 火力原子力発電技術協会,計測自動制御学会,高温学会,自動車技術会,ターボ機械協会,電気学会, 天然ガス導入促進センター,日本エネルギー学会,日本ガス協会,日本機械学会,日本金属学会,日本航空宇宙学会,日本航空技術協会,日本材料学会,日本セラミックス協会,日本鉄鋼協会,日本伝熱学会,日本内燃機関連合会,日本内燃力発電設備協会,日本燃焼学会,日本非破壊検査協会,日本品質管理学会,日本マリンエンジニアリング学会,日本流体力学会, 腐食防食協会,溶接学会
5.セミナープログラム テーマ:「ガスタービンおよびエネルギー関連技術の最新動向」
1日目〔1月20日(木)〕※講演時間には質疑応答の時間を含む。
「セッション I:最新技術動向(1)」 1最新型7FAガスタービンの開発 10:00-11:00GEエナジー
金 尚郁 氏 2富士・シーメンスガスタービンと適用プラント事例 11:00-12:00富士電機システムズ(株)
山形 通史 氏 3発電用ガスタービンの予防保全および保守管理技術の最新動向 13:00-14:00三菱重工業 (株)
安部 克彦 氏 4高効率・低エミッション1.7MW級ガスタービンM1A-17の開発 14:00-15:00川崎重工業 (株)
山崎 義弘 氏 5軽質燃料対応用低NOx燃焼器の開発及び運転実績 15:20-16:20(株)東芝
伊東 正雄 氏 6H-25ガスタービン低NOx燃焼器の開発 16:20-17:20(株)日立製作所
百々 聡 氏
2日目〔1月21日(金)〕
「セッションII:最新技術動向(2)」 7クリーンエンジン技術の研究開発の紹介 10:00-11:00(独)宇宙航空研究開発機構
柳 良二 氏 8F3-IHI-30BエンジンのTBO延長プログラム 11:00-12:00(株)IHI
荒中 崇 氏 9航空エンジンの不具合事例と保守技術 13:00-14:00(株)JALエンジニアリング
秡川 宏樹 氏 10蓄熱利用ガスタービンコジェネレーションシステムの実証研究 14:00-15:00(独)産業技術総合研究所
倉田 修 氏 11酸素吹石炭ガス化技術開発の現状 15:20-16:20電源開発(株)
有森 映二 氏 12石炭ガス化複合発電(IGCC)の開発状況 16:20-17:20(財)電力中央研究所
原 三郎 氏
6.セミナーの内容
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「最新型7FAガスタービンの開発」(GEエナジー 金 尚郁 氏)
ジェットエンジンを含む各種ガスタービンに用いる高温高圧部材等の開発は内外で引続き盛んに行われ今日、世界における電力分野が直面する様々な不確定要因を踏まえ開発された、最新F型ガスタービンである7FA.05は、GE社のF型フリートで得られた豊富な知見と、その他の産業用ガスタービンや航空機転用型ガスタービン、更には航空機エンジンで実証された技術を活用し、出力と効率を向上するとともに、高い信頼性、稼働率、運用柔軟性を保持することによって、発電所がどのような運用モードでも最大収益を確保できるように開発された。また、GE社グリーンビル工場内に建設されている実証試験施設で、実際のプラント運転条件下でのガスタービンの完全な特性評価を、実験環境の下で行う。本稿では、最新型7FAガスタービン開発の概要を説明する。
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「富士・シーメンスガスタービンと適用プラント事例(富士電機システムズ(株) 山形 通史 氏)
シーメンス製ガスタービンのシェアーは近年第二位であり海外での納入実績は多数あるが、日本国内での納入実績がわずかしかなかった。2006年に国内で始めてシーメンスガスタービンを使用したコンバインド発電設備が運転開始した。シーメンスガスタービンのラインアップ、特長、実績等を紹介するとともに、日本国内で建設中のシーメンスガスタービンの適用事例について紹介する。
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「発電用ガスタービンの予防保全および保守管理技術の最新動向」(三菱重工業(株) 安部 克彦 氏)
発電用ガスタービンでは1~6年という長期間の連続した安定運用が要求され、日常の運転状態のきめ細かな分析・評価、定期点検時などにおける設備劣化状態の把握と管理、さらに適切な補修や処置、劣化更新と合わせた最新技術適用などが重要なポイントとなる。本論文では運転監視における品質工学的アプローチによる設備劣化状態判断と予防保全事例、保守管理技術開発状況、最新技術のフィードバックなど最近の取り組み状況について報告する。
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「高効率・低エミッション1.7MW級ガスタービンM1A-17の開発」(川崎重工業(株) 山崎 義弘 氏)
近年の燃料高騰や厳しい環境規制により、産業用ガスタービンは高効率、低エミッション化が要求されている。 こうした社会情勢に適応すべく、川崎重工業は1.7MW級高効率ガスタービンM1A-17を開発した。M1A-17は国内外で豊富な実績を持つM1A-13の後継機として、従来の信頼性を維持しつつ、最新の要素技術を導入し高効率・低エミッション化を実現した。本講演では、M1A-17の開発概要とその要素技術等を紹介する。
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「軽質燃料対応用低NOx燃焼器の開発及び運転実績」((株)東芝 伊東 正雄 氏)
自主開発した7FA型GT対応1300℃級低NOx燃焼器は、初着火以来約72,000Hrを超える運転時間を経過し、順調に運転されている。昨今のLNG燃料の供給元の変化に応じて、よりメタン濃度の高い軽質ガス燃料に対する燃焼性が問われているが、当燃焼器が広範なメタン濃度変化に対して制御ロジックを変更することなく、安定した燃焼振動特性にて運転できることが確認された。同時に今後のCO2削減要求からのGT高効率化のため、GTが更に高温化した場合の低NOx計画についても報告する。
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「H-25ガスタービン低NOx燃焼器の開発」((株)日立製作所 百々 聡 氏)
H-25ガスタービンは1988年に製品化して以来、累計台数が140台に達し、そのうち約60%が天然ガス(LNG)を主とするガス燃料焚きである。本報ではこれらのLNG焚きH-25ガスタービンに適用された乾式低NOx燃焼技術について紹介する。また、併せて資源有効活用と低炭素社会実現のため、弊社が近年取り組みつつある燃料多様化に対応した環境保全型燃焼技術の開発動向について報告する。
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「クリーンエンジン技術の研究開発の紹介」((独)宇宙航空研究開発機構 柳 良二 氏)
宇宙航空研究開発機構では、環境適応エンジンチームとジェットエンジン技術研究センターが協力してクリーンエンジン技術の研究開発事業を進めております。本事業は経済産業省/NEDOの環境適応型小型航空機用エンジン研究開発の支援を行うと共に、より高付加価値のある環境適応性を実現する技術の研究開発を行っております。これまでにも本事業の紹介をしてきましたが、今回は最新の成果を中心に研究開発活動を紹介致します。
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「「F3-IHI-30BエンジンのTBO延長プログラム」((株)IHI 荒中 崇 氏)
F3エンジンは、独自国産エンジンとして1988年以来20年以上運用されており、平行して運用・整備上の要改善項目の把握と改善のための技術改善活動を継続実施している。整備性向上の観点から、TBO(オーバーホール定期点検整備間隔)延長プログラムを勧めてきており、ACI(特別検査)、AMT(長時間耐久試験)等の実施により、信頼性向上との両立を図りながらTBO延長をしてきた。ここでは、F3エンジンのTBO延長プログラムの概要について紹介する。
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「航空エンジンの不具合事例と保守技術」((株)JALエンジニアリング 秡川 宏樹 氏)
信頼性や燃費の向上等、日進月歩の航空エンジンであるが、ひとたび航空エンジンに不具合が発生すれば旅客を始め運航上様々な影響が発生し、又航空会社にとっては大きな損失となるのは昔も今も変わらない。本講演では、実際に経験した航空エンジンの不具合事例について、それらが実際にどの様な運航阻害に至ったのか、又、その時、エンジンメーカー・航空会社はどの様に対応したのかを、最新の保守技術の紹介を交えながら、ユーザーの視点から今後の航空エンジンへの期待と共に述べる。
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「蓄熱利用ガスタービンコジェネレーションシステムの実証研究」((独)産業技術総合研究所 倉田 修 氏)
(独)産業技術総合研究所エネルギー技術研究部門では、2004年12月に札幌市と締結した基本協定に基づき、2006年4月に新設された札幌市立大学において、マイクロガスタービンと産総研独自の過冷却蓄熱技術とを組み合わせた琲熱回収利用コジェネレーションの実証研究を実施した。運転実績を踏まえ、システムの有効性(エネルギー利用効率、CO2削減効果)の評価を試みる。また、PLC制御によるシステム・チューニングについて紹介する。
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「酸素吹石炭ガス化技術開発の現状」(電源開発(株) 有森 映二 氏)
地球温暖化防止対策の一つとして期待されているIGCCは、石炭を燃料としてガスタービンと蒸気タービンを組み合わせて発電する高効率複合発電システムである。このシステムの実現に向けて、J-POWERはNEDOと共同で酸素吹石炭ガス製造技術の開発に取り組んでおり、更に近年では石炭からCO2を分離回収する技術の適用にも取り組んだ。本セミナーでは、これら技術開発の状況について紹介する。
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「石炭ガス化複合発電(IGCC)の開発状況」((財)電力中央研究所 原 三郎 氏)
石炭ガス化複合発電(IGCC)は、豊富な石炭資源を高効率かつクリーンに利用できる新しい石炭利用発電技術として期待されている。海外では、200~300MW級IGCCプラントの運転が行われており、我が国においても250MW級IGCC実証機計画が進められ、2007年9月から実証試験運転が行われている。ここでは、IGCCの開発の経緯、国内外の主要なIGCCプロジェクトの概要と最近の開発動向について紹介する。
7.参加要領
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参加費
◆主催および協賛団体会員 2日間25,000円、1日のみ18,000円
◆学生会員 5,000円
◆会員外 2日間35,000円、1日のみ25,000円
◆会員外(学生) 8,000円
◆資料のみ 1冊5,000円(残部ある場合) -
申込方法
申込書(Wordファイル、PDFファイル)に所属、氏名、加入学協会名、GTSJ会員は会員番号等必要事項を明記の上、下記事務局宛 平成23年1月14日(金)までにお送り下さい。(ホームページからも申込ができます) →締切日を1月19日(水)に延長いたしました。
また、参加費につきましては平成23年1月19日(水)までに以下の方法にてお支払い下さい。 支払い期日に間に合わない場合には事務局までご連絡ください。・郵便振替 00170-9-179578(日本ガスタービン学会)
・銀行振込みずほ銀行新宿西口支店(普)1703707(日本ガスタービン学会)
・現金書留 -
昼食について
昼休みはセキュリティ上(再入門手続き必要)、会場(横浜ゲストハウス)内で過ごしていただくことになります。20日,21日の昼食用として弁当のご予約をお受けします。ご希望の方は参加申込み時にご予約ください。飲物付で一食700円です。 →昼食予約受付は、1月14日(金)までです。
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事務局
(社)日本ガスタービン学会
〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-5-13-402
Tel.03-3365-0095, Fax.03-3365-0387
E-Mail
*資料集・ネームカードは当日受付にてお渡しします。