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GTSJガスタービンセミナー(第36回)のお知らせ
GTSJガスタービンセミナー(第36回)のお知らせ
「ガスタービンおよび航空エンジンの最新技術動向」をテーマに、第36回ガスタービンセミナーを下記の通り開催いたしますので、奮ってご参加ください。 |
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1.日 時 | : | 平成20年 | 1月24日(木) 9:30~17:20(受付開始9:00) |
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1月25日(金) 9:30~17:00 | |||
2.場 所 |
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東京ガス(株)本社2階大会議室(地図参照) 港区海岸1-5-20 TEL:03-3433-2111(JR浜松町駅徒歩3分) |
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3.主 催 | : | (社)日本ガスタービン学会 | |
4.協 賛 |
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エネルギー・資源学会,火力原子力発電技術協会,計測自動制御学会,高温学会,自動車技術会,ターボ機械協会,電気学会,日本エネルギー学会,日本ガス協会,日本機械学会,日本金属学会,日本コージェネレーションセンター,日本航空宇宙学会,日本航空技術協会,日本材料学会,日本セラミックス協会,日本鉄鋼協会,日本伝熱学会,日本内燃機関連合会,日本内燃力発電設備協会,日本燃焼学会,日本マリンエンジニアリング学会,日本非破壊検査協会,日本品質管理学会,腐食防食協会,溶接学会 |
5.セミナープログラム |
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テーマ: 「ガスタービンおよび航空エンジンの最新技術動向」 |
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第1日目〔1月24日(木)〕 ※講演時間には質疑応答の時間を含む。 |
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「セッション I:最新技術動向(1)」 |
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1 |
燃料多様化対応燃焼技術 |
9:30-10:30 |
(株)日立製作所 |
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2 |
燃料ガス発熱量変動及び多種燃料に対応する燃焼技術 |
10:30-11:30 |
三菱重工業(株) |
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3 |
航空機用ガスタービンの燃焼技術 |
13:00-14:00 |
(株)IHI |
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4 |
DLE燃焼器の開発動向 |
14:00-15:00 |
川崎重工業(株) |
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「セッション II:最新ガスタービンの事例」 |
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5 |
Hシステムについて |
15:20-16:20 |
(株)東芝 |
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6 |
飛行実証用アフターバーナ付ターボファン エンジン(XF5)の概要 |
16:20-17:20 |
防衛省 |
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第2日目〔1月25日(金)〕 |
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「セッション III:最新技術動向(2)」 |
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7 |
高バイパス比ファンの空力設計技術 |
9:30-10:30 |
(株)IHI |
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8 |
1700℃級高負荷高性能ガスタービンの空力設計技術 |
10:30-11:30 |
三菱重工業(株) |
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9 |
ガスタービンにおける冷却技術の最新動向 |
13:00-14:00 |
大阪大学 |
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10 |
1700℃級ガスタービン用TBCの開発状況 |
14:00-15:00 |
三菱重工業(株) |
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「特別講演」 |
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11 |
エネルギー資源の動向と火力発電の将来展望 |
15:20-17:00 |
(財)電力中央研究所 |
6.セミナーの内容 |
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(1)「燃料多様化対応燃焼技術」
((株)日立製作所 笹尾 俊文 氏)
産業用ガスタービンにおいては、環境負荷への低減対応に加えて、エネルギーの有効利用の観点からオフガス、コークスガス、また随伴油、残渣油等の多種多様な燃料の適用が望まれている。天然ガス及び軽油等の良質な燃料に比べ、これら低質燃料の適用においては、燃焼性能や高温部品の信頼性及び燃料供給系統に関して技術課題が多い。本講演では、産業用ガスタービンでの各種燃料適用時における課題とその対応技術に関して概説する。
(2)「燃料ガス発熱量変動及び多種燃料に対応する燃焼技術」
(三菱重工業(株) 田中 克則 氏)
最近、海外及び国内のガスタービンコンバインドユニットにて幅広い天然ガスカロリーに対応できる高温低NOx燃焼器が要求されている。更に、エネルギーセキュリティーの観点から天然ガスに代わる代替燃料を柔軟に対応できる燃焼器が必要な時代となってきた。種々の燃料に対応できるガスタービン燃焼器のラインアップ及び天然ガスカロリーの変化に対応できる高温低NOx燃焼器について紹介するとともに、燃焼振動の制御技術について紹介する。
(3)「航空機用ガスタービンの燃焼技術」
((株)IHI 細井 潤 氏)
環境問題への関心の高まりから、航空機用ガスタービンでも、国際民間航空機関(ICAO)の排ガス規制のうち、NOxの排出規制が強化されてきている。こうした背景の中、エンジンメーカー各社もNOx排出規制強化へ対応するため、NOx低減を目指した燃焼器の開発を行っている。ここでは、最近のNOx規制動向を紹介するとともに、代表的なNOx低減方法、航空機用低NOx燃焼器開発動向などを紹介する。
(4)「DLE燃焼器の開発動向」
(川崎重工業(株) 緒方 正裕 氏)ガスタービン燃焼器として、その環境性・保守性の高さから希薄予混合燃焼方式を採用した、いわゆるDLE燃焼器は、すでに一般的なものになっているが、現在も各社において更なる低NOx化や燃料の多様化対応などを目指した改良が継続されているほか、新たな概念で飛躍的な低NOx化を狙った開発もなされている。本講演では近年の関係各社の取り組み、並びに川崎重工業での開発状況等を紹介する。
(5)「Hシステムについて」
((株)東芝 鳥飼 高行 氏)
Hシステムの初号機である英国バグランベイは、2万5千時間の運転時間を達成。また、米国インランドエンパイア、東京電力殿富津4号が建設中であり、いずれも2008年に運転開始予定となっている。地球温暖化問題が国際的な課題となっている今、Hシステムは、CO2排出量を最大限削減する次期火力発電所として期待されるものである。Hシステムの最新状況につき紹介する。
(6)「飛行実証用アフターバーナ付ターボファンエンジン(XF5)の概要」
(防衛省 檀原 伸補 氏)
防衛省技術研究本部(技本)が試作したXF5は、超音速機の推進装置として必要不可欠なアフターバーナ付ターボファンエンジンの国産技術を獲得することを目的としており、推力約5トン、推力重量比が8レベルの小型高性能なエンジンである。技本では、XF5が試験用航空機に搭載可能であることを確認するために各種試験を精力的に実施し、現在はその最終段階である。本セミナーにおいては、XF5の概要ならびにこれまで実施してきた試験について紹介する。
(7)「高バイパス比ファンの空力設計技術」
((株)IHI 室岡 武 氏)
民間航空機用エンジンでは排気ジェット速度を低下させ、燃費とジェット騒音を大幅に改善できる高バイパス比ファンが広く採用されている。ファンはエンジン推力の大半を発生させることから高効率が求められ、高流量化によるファン径低減、軽量化が必須である。一方で高バイパス比ファンは離着陸時に鳥を吸い込んでファンを損傷する危険性を有しており、ファン動翼の耐性を高める必要がある。本発表では高バイパス比ファンの空力-構造インテグレーション設計の最新技術を紹介する。
(8)「1700℃級高負荷高性能ガスタービンの空力設計技術」
(三菱重工業(株) 伊藤 栄作 氏)
現行コンバインドサイクルプラント向けガスタービンを更に高効率化し、地球温暖化防止に貢献するために、熱効率62%以上(LHV)を可能とする 1700℃級ガスタービンの要素技術の開発が国家プロジェクトとして実施されている。1700℃級の高負荷条件でタービン高効率を可能とする空力設計技術について、現状までの開発状況と成果について述べる。
(9)「ガスタービンにおける冷却技術の最新動向」
(大阪大学 武石 賢一郎 氏)
大型コンバインド発電プラントの主機としての産業用ガスタービン、また最新の大型航空用ジェットエンジンでは、地球環境問題に対処して、開発ではガスタービンの熱効率および信頼性の向上に最大限の努力がなされてきた。タービン入口温度の上昇は、熱効率の改善および比出力の増大に対する最も効果的な手段の一つである。現在、1500℃級の産業用ガスタービンが、また1600℃級の航空用ジェットエンジンが実用化されるに至っていて、さらに高温化される傾向にある。この高温化を可能にしている技術として冷却技術があるが、本講演では、ガスタービンに用いられる最新の冷却技術を紹介するとともに、その技術動向について展望する。
(10)「1700℃級ガスタービン用TBCの開発状況」
(三菱重工業(株) 鳥越泰治 氏)
遮熱コーティング(TBC)は、近年の高温ガスタービンでは必須である。現在1700℃級ガスタービンの要素技術開発が進められているが、TBCの作動環境は従来よりも厳しくなる。そこで、従来よりも高温安定性に優れ低熱伝導なトップコート材料の開発及び耐酸化性に優れるボンドコート材料の開発を進めている。今回のセミナーでは産業用ガスタービンのTBCの研究開発動向を概説すると共に、1700℃級ガスタービン用TBCの開発状況を述べる。
(11)特別講演「エネルギー資源の動向と火力発電の将来展望」
((財)電力中央研究所 佐藤 幹夫氏)
原油価格の高騰や経済成長が著しい中国をはじめとするアジア地域でのエネルギー需要の急増など、エネルギー資源を取り巻く国際情勢はますます不透明感を増している。また、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第4次報告書が、2007年2月~5月にかけて発表されるとともに、2007年6月にドイツで開催された主要国首脳会議(ハイリゲンダム・サミット)では地球環境問題が主要な議題に取り上げられるなど、温暖化をめぐる国際的な議論が高まっている。このような状況に鑑み、本講演では最近のエネルギー資源を取り巻く動向と、エネルギーセキュリティの確保と地球環境化防止に向けた火力発電技術の将来展望を概観する。
7.参加要領 |
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- 参加費 :
主催および協賛団体会員 2日間 25,000円1日のみ 18,000円学生会員 5,000円会員外 2日間 35,000円1日のみ 25,000円会員外(学生) 8,000円資料のみ 1冊 5,000円(残部ある場合) - 申込方法 :
- 申込書(Wordファイル、PDFファイル)に所属,氏名,加入学協会名,GTSJ会員は会員番号等必要事項を明記の上,FAX又は郵送にて下記事務局宛 平成20年1月15日(火)までにお送り下さい.
→締切日は過ぎましたが、会場に余裕がございますので,引き続き参加申し込みを受け付けております.
インターネットから申込む場合は申込フォームを準備致しましたので,こちらをご利用下さい.
また,参加費につきましては平成20年1月21日(月)までに以下の方法にてお支払い下さい.
- 郵便振替 00170-9-179578 (日本ガスタービン学会)
- 銀行振込 みずほ銀行 新宿西口支店 (普)1703707 (日本ガスタービン学会)
- 現金書留
- 申込書(Wordファイル、PDFファイル)に所属,氏名,加入学協会名,GTSJ会員は会員番号等必要事項を明記の上,FAX又は郵送にて下記事務局宛 平成20年1月15日(火)までにお送り下さい.
- 事務局 :
- 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-5-13-402
(社)日本ガスタービン学会 TEL.03-3365-0095 FAX.03-3365-0387
URL. http://www.gtsj.org/
E-Mail.
- 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-5-13-402
*資料集・ネームカードは当日受付にてお渡しします.
下記の地図を参照してください.